それは、まだ

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 流石に、ヤバい位にはならないが、やっぱり、あいつと居ると妙な気分になるのは間違いない。    「一成、今日飲みに行こう。暑いから、ビールが旨いぞ」 ボーっとしていた俺の肩を叩いて、岡崎が声をかけてきた。 慌てて振り返ると、俺の顔を覗くように姿勢をかがめた岡崎の顔が、もう目の前………。    ヤバい。  岡崎の事を考えていたせいか、俺の変な欲望が炎をちらつかせてる。  目の前の岡崎の顔のどこでもいい。 キスしてぇ。 「一成? 聞いてるか? お―い遠藤一成?」 苦笑いしながら、俺の顔を見てる岡崎に、 「聞こえてる。聞こえてるよ。ビールね。仕事終わったら、ビールね……」 俺の気持ちを悟られないように、ゆっくりしっかり、応える。 「なんだよ、ボーっとしてさ、飯の後だから、やっぱり眠い?実は俺もなんだ。良かったら、コーヒー作ってきてやるよ。ちょっと待ってて」 そういいながら、岡崎が給湯室に消えていく。
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