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この話は、本名、内藤ホライゾン、そしてブーンという愛称を持つ男の子の話である。
( ´ω`) 「はぁ…今日からまた学校か」
春休み明け、ブーンは深く溜め息を吐きながらポツリと呟いた。
どうやら彼は学校という場所が嫌いな様だ。
しかし母親は学校を休ませてくれない。母親曰く「勉強は子供の仕事」だそうだ。
普通に考えるとそれだけでは理由として不十分のようにおもえる。しかし、ブーンは思う。
( ´ω`) 「カーチャンに迷惑はかけれないお」
そう思うのには理由がある。ブーンの家は俗にいう母子家庭であった。今までたった一人で自分を養ってくれた母親を困らせたくない。
彼は子供心ながらそう考えていたのだ。
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