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「あのさ、そこの可愛い女の子。これから暇かな?よかったら俺らと遊んでほしいんだけどなー」 金髪と黒髪の、顔がそこそこの輩に声をかけられた。 多分相手は 『えとっ…ぼ、僕、これから用事があって…』 などというおどおどした答え方を期待しているだろうが 「ハァ゙?お前ら頭と目大丈夫ですかー? ちょうどよかったじゃない…ここ病院だから診てもらえば?それとも死なないと治らないかな?」 ー現実は甘くない。 案の定男たちは唖然としている。 「だいたい僕は男。そこらの女供と一緒にしてほしくないね。しかもここ病院だよ?ナンパするとこじゃないんだけど、低能なお兄さんたち」 そこまで捲し立てられても男たちには目の前にいる顔はどうしても可愛いとおもってしまう。 が、気に入らない。 「君ね、さっきから偉そうなこと言いすぎだよー?」 金髪の男が手を降り下ろそうとした瞬間 パシッ… その手は違う少年に掴まれる。 「こいつの言ってることは間違いじゃないと思うけど」  
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