2512人が本棚に入れています
本棚に追加
「朝御飯できたけど大丈夫か?」
月曜の朝、
裸でベッドに寝ていた少年は、愛しい人の声で目をさます。
「うん、大丈夫」
満面の笑みで答えると
大好きな人は口づけで返してくる。
二人の笑い声は
鳥の歌声と混ざり
綺麗な朝を呼びかける。
いつもと変わりない
いつもの朝。
いつもと変わらない
幸せな朝。
これからも続く
幸福な朝。
少年が問う
「僕達ずっと一緒?」
「そうだな…ずっと」
「死ぬまで?」
クスリと笑われ、頬にキスされる。
「バカだな…死んでもだよ」
ーまたー
二人の笑い声が
優しくながれた。
END
最初のコメントを投稿しよう!