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「朝御飯できたけど大丈夫か?」 月曜の朝、 裸でベッドに寝ていた少年は、愛しい人の声で目をさます。 「うん、大丈夫」 満面の笑みで答えると 大好きな人は口づけで返してくる。 二人の笑い声は 鳥の歌声と混ざり 綺麗な朝を呼びかける。 いつもと変わりない いつもの朝。 いつもと変わらない 幸せな朝。   これからも続く 幸福な朝。  少年が問う 「僕達ずっと一緒?」 「そうだな…ずっと」 「死ぬまで?」 クスリと笑われ、頬にキスされる。 「バカだな…死んでもだよ」 ーまたー 二人の笑い声が 優しくながれた。   END
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