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「こんにちは。新しくバイトで入った橘歩夢(たちばなあゆむ)です。よろしくお願いします」
「ああ。シュンちゃんの言ってた子ね。よろしく」
若い美人な女性が出迎えてくれた。
「シュン?」
「ああ。俊平(しゅんぺい)よ。あなたのお友だちのね」
「そういえば、ここって何をするところなんですか?」
「あら?知らないで来たの?通りで……」
「?」
「まあいいわ。レイ、ちょっと来て」
女性は、仕事場の掃除をしていた男性を呼び寄せる。
「この子に付いて仕事してちょうだい」
「あ、はい……」
明らかに美形の男性であるレイは、俺よりも年上に見える。
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