1233人が本棚に入れています
本棚に追加
/55ページ
大声を出してしまったので、クラス中の痛い視線が自分に集まってしまった。
「はい。こっち向いて~自己紹介の続き、いきますよ~」
痛い視線は時が言いながらパンパンと手を叩くと、時に移った。
「歳は24。担当教科は化学です。まぁほとんどは化学準備室にいるから用があったら来てくださいね。はい、質問は?」
時が問うと、ポツポツと手が挙がった。ほぼ女子だけどね。
「先生って彼女いますかぁ?」
少しおどけた感じで言った女子だが、目がマジだ。
一瞬ドキッとした。
「それは、秘密です」
一瞬、時と視線が合いニコッと微笑みかけられた。
これぞ、悩殺スマイル。
最初のコメントを投稿しよう!