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HRが終わり、時が教室を出たのとほぼ同時に緋音も教室を飛び出した。
「先生っ!」
「何ですか?」
呼ばれた時は以外にも驚いた表情を見せた。
「話があります…」
緋音の声には怒りがこもっている。
だって、なんの相談も無しに………、なんて。
時もそれを察してか、無言で準備室に向かう。
中に入ると、早速緋音は抗議した。
「どういうこと?!何で時がここに?」
すると、時は笑顔で椅子に座りくるりとこっちを向いた。
「言わなかったっけ?」
「初耳なんですけど…」
「いいじゃん♪四六時中一緒にいられて。仲良し夫婦だね~」
「何て呑気な…」
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