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柴を連行しながらまたさっきの体育館に戻る。
やっと呼吸が整ったか。
だけど今からまた疲れるな…。
「会長~急いでくださいよ!!片付け宮に任せたまま来ちゃったんですから~。」
なぁ?
宮残してきたのか…。
すっげー文句言われるぞ。
あ、宮は書記な。
学年だが
柴以外全員二年だ。
同学年なのに何で副会長ー柳は敬語何だろうな。
宮はかなりのため口だから。
フルネーム言っといたほうがいいか?
副会長は柳 由衣里(ヤナギユイリ)
書記が鷹宮 葵(タカミヤアオイ)
会計は柴谷 燐(シバヤリン)
俺は副会長、宮、柴って呼んでる。
まぁ好きなように呼んでやってくれ。
お、そんなこと話してるうちに体育館についたか。
やっぱ遠いな。
「おっそい!!なぁにしてんだ!!」
入ってすぐまずは罵声を浴びさせられる。
予想通りだな。
このパターン。
「あーわりぃな。」
俺は適当に宮に返して片付けを始める。
椅子は半分ぐらい片付けられていたからすぐ終わるだろう。
「よし。さっさと終わらせるぞ!!」
「おー。頑張ってますなぁ。」
気合いを入れてやろうとした時、よく聞き覚えのある声が響いた。
体育館って声響くよなー。
「な、ん、で、お前がいる。」
目の前にいる千歳を睨み付けてやる。
「何って手伝いに来てあげたんでしょー。」
「そうだよ。」
嘘だな。
どうせ邪魔しに来た…
「あー!!由衣里さぁーん!!いつも通りの可愛さで!」
「あー。葵だー。」
「言ったそばから何邪魔してんだぁぁぁああ!!!」
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