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ゴンッ
「いったぁー――ッ!!ゆっきー…手加減してよぅ。」
まずは千歳を殴って置こう。
全くこいつらは…。
「雪苛々するのはカルシウムが足りないんだよ。牛乳飲む?」
「誰が苛々させてんだぁぁぁぁあ!!!!」
本当うぜぇぇ!!
まぁ…こいつらだから言えることなんだがな。
「まあまあ…。雪君も許してあげて下さい。千歳君も反省してますし…。」
「そうそう。許してあげなさい、この俺を!!」
バシィッ
「何するんだぁあー!!この女顔した暴力悪魔がぁぁぁあ!!」
「あ゙?今何つった?」
ブチーン。
あー。
俺に言ってはいけない言葉を発したな。
さぁ、死んでもら…
「千歳君!!そんなこといったら駄目ですよ!?雪君も殴らない!!」
今、俺を止めているのは桧山 恭(ヒヤマキョウ)。
明るい茶色の長めの髪を横で少しまとめて縛っている。
誰に対しても敬語は使う律儀な奴だ。
まぁ、恭が言うなら止めてやるか。
むかつくが。
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