一曲目 青春交響曲

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ゴンッ 「いったぁー――ッ!!ゆっきー…手加減してよぅ。」 まずは千歳を殴って置こう。 全くこいつらは…。 「雪苛々するのはカルシウムが足りないんだよ。牛乳飲む?」 「誰が苛々させてんだぁぁぁぁあ!!!!」 本当うぜぇぇ!! まぁ…こいつらだから言えることなんだがな。 「まあまあ…。雪君も許してあげて下さい。千歳君も反省してますし…。」 「そうそう。許してあげなさい、この俺を!!」 バシィッ 「何するんだぁあー!!この女顔した暴力悪魔がぁぁぁあ!!」 「あ゙?今何つった?」 ブチーン。 あー。 俺に言ってはいけない言葉を発したな。 さぁ、死んでもら… 「千歳君!!そんなこといったら駄目ですよ!?雪君も殴らない!!」 今、俺を止めているのは桧山 恭(ヒヤマキョウ)。 明るい茶色の長めの髪を横で少しまとめて縛っている。 誰に対しても敬語は使う律儀な奴だ。 まぁ、恭が言うなら止めてやるか。 むかつくが。 .
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