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その瞬間足下の感覚が消えた
嘘だと 冗談だと
皆がすぐに笑うと思いたくて
でも 誰も 笑わない
いつも笑ってるアイツも
冗談の通じないアイツも
掴み所のないアイツさえ
誰もが 歯痒そうに俯く
音が 世界から消えた
世界の色が一瞬で褪せた
身体中の力が抜けて
背中に当たった壁に沿って
ズルズルと座り込む
「 嘘だと 言ってくれ 」
自分にとっての唯一を
失う日が くるだなんて
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