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はにかみながら帽子をとったおじさんの頭は上の方がだいぶ寂しかった。
「今日も暑くなりそうた。」
おじさんは汗を拭きながら、
「毎日、ここで何を見ているのかなぁ?
良かったらおじさんにも教えてくれないか?」
ハァ、どうしてほっておいてくれないの?
私に構わないで、
今は、本当に消えてしまいたい。
自分でも、何が苦しいのか、わかんない
どうして?
どうして?
どうして?
私なんか生まれて来なければよかった。
どうして、私、毎日生きていないといけないの?
どうして
どうして
私はたまらくおじさんの笑顔に耐えられなくなり、ホームに着いた電車に飛び乗った。
このまま、消えてしまいたい。
私の生きていた痕跡はすべて消えてしまえばいいのに
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