初体験

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やっちゃった。     手順なんかめちゃくちゃ。     タツヒトはかなり変態入っていた。       あめ玉を突っ込んでそれを取り出しては美味しそうに舐めて喜んでいた。     今思えばあれは3人同時プレイだったわけだが、    男優が手順よくやりこなすそれとは程遠かった。     複数をするにあたってまず男との息がピッタリ合わないと難しい事に気が付いた。      それから例の女の子とのプレイが忘れられない日々が続き俺は家を訪ねた。     また同じ事をしようと思ったが途中で相手のおかんに見つかった。      『ちょっと!ゆうちゃんアンタうちの子に何しとんの!!!』     慌ててズボンを履いた。     それ以来その女の子と遊ぶ事はなくなった。      正確には遊ばせてもらえなくなった。        一方タツヒトは俺の家によく泊まりに来ていた。      タツヒトは漫画を読んでいて分からない漢字があったらしく、     『おばちゃん強姦ってなに?』     『レイプの事やわ。』     『レイプって?』     『女の子を無理やり犯す事やろ。』     うちのおかんとこんな会話をしていた。      おかん!いちいち教えんなよ!と思った。    何はともあれ俺たちは初体験を済ませたわけだがそれから数年間は女に無縁の生活を送る事になる…。
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