ギャルゲー☆アクション

第二章

みのりが転校してきた日の翌日……

バッチリ、あのギャルゲーを買いに行くのを忘れた上に杉田(風紀委員)のヤツに目をつけられたせいで俺の足取りは重かった……

「やっぱり、あの発言はまずかったよなぁ」

あの時はホントに知らなかったにしても知らん発言はまずかった。

「どう言うべきか……」

杉田のヤツは何かと風紀って言ってくるからなぁ(風紀とはかけ離れた物でも)。
ていうか、風紀委員としてそれでいいのか……？

そんなことを考えながら歩いていると。

「あなたは今、とても悩んでおりますね」

という声が聞こえた。

声からして女だろうと思いながら振り返った。