2009.3.4

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2009.3.4

一面の向日葵に囲まれて少女はこう言う だからさ、私はサーチライトになりたいんだ。 私は、ポッケのない猫型のロボットで、何もできないのだけど 歌うことと、物を書くことだけはできる。 私の歌とペンがサーチライトになるんだ。だからさ、あなたは 私みたいにはなるなよ 私みたいにはなるなよ 考えてやるのよ 私みたいにはなるなよ 私みたいには… あぁ、そうか。 つまりは俺の目の前に細く、しかししっかりとした道があって 少女が照らしてくれる。だから行かなきゃ。 途中でくたばったって照らし続けてくれる、早く行かなきゃ。 きっと少女はこう言うだろう 私の事は、忘れてあげて下さいね サーチライトは月の光と共にタイトロープを照らす 起きた後、歌の中に主人公になれた気分で面白かった。
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