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ジェイク
「おい、エアリス!?」
エアリス
「でも…私は!!…ぐすっ…」
いつも『強気』な彼女だが今回だけは『弱気』になっている……先程までは怒りに任せてジェイクへ怒鳴っていたが、今は覇気も失い涙まで浮かべ始めた
ジェイク
「なっ!!……ちょ、待て、確かに整備には時間がいるが出撃準備も同時進行してるしさ、外は吹雪いてるけどよあの『アメリア』がそんな簡単に撃沈(お)ちると――」
エアリス
『だっで…ひっぐ…助けに…行か…えっぐ…死んじゃ…ぐすっ…嫌だぁ~何でぇ!?…うあぁぁぁぁん!!!!!』
弱気な彼女には気休め程度の慰めでは届かず、大粒の涙をポロポロと流しその場に膝をついて泣き崩れてしまう
ライアン
『ちょ、えっ!!か、艦長!?』
ジェイク
「お、おいエアリス、何もそんな思いつめなくても大丈夫じゃ……って『駄目だな』こりゃ参ったな~おい」
泣きじゃくる乙女!?『弱気なエアリス』を初めて目の当たりにした残念な男達は慌てながら小声で相談を始めた
ライアン
「(どうするんですか中将!?『こんな艦長』僕は初めて見ましたよ!?)」
ジェイク
「(俺も初めてだって……こういうの苦手なんだよ、お前『副艦長』だろ!?アレどうにかなんない!?)」
ライアン
「(そんなの無理に決まってんでしょう!!さっきのALERTで飛んで来たばかりなんですよ!?『出撃だ!!』って言うし『火星艦隊と月艦隊』が迎撃中なのに事態はそんなに悪いんですか!?)」
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