『西暦3000年12月25日15時』

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アルテミス・オペレーター1 「魔力チャージはメイン、サブ、予備の全て100%です!!」 アルテミス・オペレーター2 「艦内の重力制御装置の起動確認、計器や火器管制共にオールチェック・グリーン!!」 アルテミス・オペレーター1 「艦内全エリアへ電力供給完了、アルテミスの全システム・オンライン『発進準備』完了しました!!」 オペレーターが次々とシークエンスを進めて、アルテミスはエンジンにも火が入りカタパルトに固定されマスドライバーへと移動した アルテミス・艦長 「作業中のクルーに『ロケットブースターの点火』を通達、総員『発進時の衝撃』に備えなさい!!」 アルテミス・オペレーター2 「了解です、本艦はこれより大気圏脱出の為『ロケットブースター』を使用します艦内のクルーは『所定の待機エリア』へ移動して衝撃に備えて下さい!!」 この『ロケットブースター』は魔力艦専用の『脱着式大気圏脱出専用ブースター』である、主に使用されている合成燃料のブレッドは爆発力がない為に大気圏脱出は不可能だった そこで実用化されたのが『魔力』を高濃度で圧縮して粒子化した魔力燃料の『マテリアル』である、これは魔力艦にも使用される燃料だ アルテミス・オペレーター1 「全クルーの移動完了、ロケットブースター点火確認いつでも行けます!!」 アルテミス・艦長 「よし、では行こう」 『火星防衛艦・アルテミス発進せよ!!』 センターから定刻に発進した火星防衛艦隊・旗艦アルテミスは、アメリア・オーエンス艦長の声と共に宇宙へ上がって行った
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