『プロローグ』

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不思議な夢を見ていた…… 最近の朝はお決まりのパターンが『これ』な訳で……全くさ~私にどうしろって!? 近い未来『それ』が本当に起こると言いたいの、冗談じゃないわよ!! 『悪い夢なら早く覚めて!!』 ――― 女 「はぁ、はぁ、はぁ~……」 「また『あの夢』だわ……疲れてるのにまともに寝かせてくれないのね」 茶髪の女は頭を掻きながらベッドの上で考え込んだ いつも見る『夢の続き』を考えるか、或いは『二度寝』という名の安らかな惰眠へ身を任せるか悩み始める と、その時――― ピリリリリリ――― 携帯電話の『機械的着信音』が室内に鳴り響いて微睡みを妨げた 着信者を確認し『面倒だ』と切っても、二回目の着信で観念した女は携帯電話を手に取って気怠い声で話す ――― 女 「んもぅ~眠いんだけどぉ~寝直して良いかしら!?」 男 「駄目ですよ艦長、世間では『楽しいクリスマス』ですが私達は『仕事』です」 艦長 「あぁ『そんな事』言わなくたって分かってるわよ」 男 「車内で待機しております、準備ができたら降りて来て下さいね」 ――― 艦長 「なっ、ちょっ……って、切れてるし~要件だけかよ!!もう~最悪ね『朝の電話』なんか、取るもんじゃないわ」
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