『プロローグ』

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艦長 「復旧にもかなり時間が掛かったもんね……まぁ、あれだけ派手に壊されれば無理もないわね」 部下 「そうですねぇ……完全復旧はしてませんが、中央管制塔は最優先で復旧させてましたし『一両日中』には何とか復旧すると思われますが」 当時、見た光景は今も私の中に消える事なく残ってる 違う……『あの出来事』をそう簡単に消せやしないわ 宇宙開発センター創設以来『前代未聞の大事件』だし 艦長 「あれから少女の行方はどう!?」 部下 「不明ですよ……センターも手を尽くしてますがお手上げ状態で、事件当事に司令部から『艦隊司令』の任を受けた……!?」 艦長 「えっ、何……アイツ等そんな理由で『私の意見が聞きたい』って言ってんの!?まぁ仮にも『ソレ』が理由としたって、あの事件と『同日・同時刻』に召集する!?」 そんなくだらない理由で、年一のクリスマスが仕事になるとか『ないわぁ~』アイツ等マジで無能過ぎでしょ 部下 「ま、まぁ艦長、そんなお怒りにならなくても……」 艦長 『怒らずにいられるかぁ~クリスマスを返せぇ!!!!』 部下 『あぁ~艦長、車内で暴れちゃ危ないですってば!!』 朝の弱い私がこのクリスマスに、部下と車で仕事へ行く理由は『一年前の事件』が原因である その後『精霊の黄昏』と呼称される事件等を議題にした軍の会議『世界連合軍本部最高評議会』へ出席する為だ そうは言っても、その事件が一体どんな事件だったのか遡らなければいけないかな
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