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鏡
こういう話を知っていますか?
深夜12時から、40分位鏡を見ていると、鏡の世界に引き込まれる。現実世界では、消えた人の記憶が無くなる。これは、その話です。
あるA君が、それを、試したのです。
A君は、B君の家に泊まっていたのです。
A君「今から、【鏡】を試すから、何かあったら、来てくれ」
B君「う、うん」
このとき、B君は、嫌な予感がしたのです。しかしB君は、自分にたかが迷信だ。と言い聞かせてしまったのです。
深夜12時
A君「あと、5分か。以外と、40分って、長いな」
そして、深夜12時40分
A君「何だ。何も起きないじゃないか」
A君が、B君の部屋に戻ろうとしたとき。
ガシ
A君(え⁉)
鏡の中のA君が、現実世界のA君の腕を掴んでいたのです。
A君「た、助けて‼B‼助けて‼」
B君は、A君の声に気付き、直ぐに、駆け付けました。
A君「助けてくれ。B」
B君は、必死にA君の腕を引っ張りました。
しかし、尋常じゃない力です。B君は、大人を呼びたかったのですがしかし、両親は、旅行で居ないし、近所の大人を呼ぼうにも、時間が無い。B君には、なす術は無かったのです。
そして、A君は、完全に、鏡の中に、引きずり込まれてしまいました。
チュンチュン
おい、B。朝だぞ。
起きろB‼
B君「ん ん?」
朝か、俺寝てたのか。そうだよな。人が鏡の中に引きずり込まれるなんてあるわけがない。
B君は、帰っていた、父親に聞きました。
あれ?Aは?
父親「A?誰だ?Aって」
いつも俺と一緒にいるAだよ。
父親「夢の中の人物だろ」
噂通りだ。鏡に引き込まれた人は、現実世界の人の記憶に無い人物になる。
それから、B君は、鏡を見る度に、泣いていました。
俺が着いていながら。と後悔しながら。
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