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そんな私の心を見透かしたように、圭三は私を抱き寄せて、私の頭を優しく撫でながら
『いい匂いがする‥‥‥ずっとこうしてたい‥‥‥‥』
そう言ってくれた
圭三に抱きしめられて、私は魔法にかかったように、動けない‥‥‥
(このまま時間が止まればいいのに‥‥‥‥)
不意に、私を抱きしめる腕が強くなって、圭三は独り言のように
『もっと早く、出逢いたかった‥‥‥‥』
そう言って‥‥‥kissをした
圭三のkissは、珈琲の味がした
圭三の肩越しに、9月の星座が輝いていた
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