奇跡の夢

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奇跡の夢

僕は、漫画家だ 全然、売れない いつも、売れ残る なぜ何だろう?と、いつも思う。 漫画家やめてしまえばいいと考える。 そう思いながらも、いつも、机に向っている。 そして、締切に間に合うように書いていく。 やっぱり、僕は、漫画を書くのが好きなんだと思い知らされる。 その原稿を届けようと思い、出掛けた。 信号が青になったので、歩き始めた。 その途中、家に忘れ物をした事に気付き、後ろを振り返り、元来た道を戻っていた。 しかし、信号の色が点滅してたのに、気付かず、渡ってしまった。 車が僕の体にぶつかった。 意識がなくなっていく 僕は夢のようなものを見ていた。 ある男の子が僕の漫画を楽しいそうに見ている。 そして、全部読み終ると、白い紙を取り出し漫画を見ながら好きなキャラクターを書いている。 キャラクターと似てないと消してやり直す。 やっと、綺麗に書けると、ニッコリして笑っている。 誰かに見せたくなったのか、お母さんに自慢している。 僕も小さい頃、よくやっていたなぁとふっと思い出していた。 時に上手く書けなくって泣いた事もあったけど… 自分のキャラクターを書きたい。 「漫画家になりたい」って強く思った。 楽しくって、面白い漫画家をみんなに読んでもらう為には、頑張らなくってはと思った。 今の僕は初心を忘れていたのかもしれない。 ふっと目が覚めた。 病院のベッドにいた。 奇跡が僕に勇気をくれた。 もう、ちょっと「頑張れや」と思って僕に命をよみがえさせくれた神様ありがとう。 これで死んでたら、僕は、漫画を書く事が出来なかった。 きっと、いや絶対後悔していたと思う。 だから、頑張って漫画を書いていく。 僕の漫画が大好きなファンの為に… その人達がいっぱいのキャラクターを書いて欲しいから… 僕は今日も頑張ります。
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