恋綴 第3巡 秋想い

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太陽の香りと緑の香り。猛々しさと勇ましさ。 強い想いと捕まえたい気持ち。 貴方の想い人になりたいと、心は先へ先へと、勇んでしまう。 どこか独り歩きの想い。秋の夜長、どこか冷たい風が、私の側を通る。 切なくて、寂しくて。 哀愁の想いが私の心を包み込んでしまう。 こんなにも気持ちが溢れ出しそうになるのに。 君と遭うことも、話すことも、どこか照れ恥ずかしくて、出来なくて。 もどかしい想いが私の気持ちを隠そうとする。 想い馳せる度に様々な想いが、色づかせてしまう。 あの紅葉は赤く頬を染める。 私はただもどかしく、愁う想いで空を眺める。 空が頬紅色に変わる。 君も同じ空を見てるかな。
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