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寒さに凍える体を一人抱きしめながら、真っ白空を眺めている。
舞う雪んこと共に、大きな翼を羽ばたかせて、安住の元へ飛翔する白鳥たち。
その飛ぶ姿の優雅さに、心魅了されながら、先に見える、可憐な姿を眺める。
白い雪が装飾のように見え、貴方を更に際立たせる。
雪に無邪気にじゃれつきながら、貴方が吐く息は暖かく、白い中に楽しげな歌が交じっていた。
楽しげにそして、慈しむように見つめながら、雪を手にして。言葉を吐く。
~またあえるのかな。~
その言葉の先が気になる私は、貴方から目が離せず、佇んでいる。
貴方の視線は遠くにある。
私のことには気づいてないのか。
小さな声で一言。
少しでいいからこちらに気づいてくれないかな。
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