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🏠AM3時…🌃
夜中になっても、まだ武春は…
😃(夕べのあの声は、本当にお腹の子の声だったのかなぁ…?それにしちゃあ、低い声だったし)
布団に入ってからも、ずっとそんな事を考えていると、中々眠りにつくことも出来ずにいる。
ふと…隣で小さな寝息をたてている、雅の方に目をやると…
少し膨らんだお腹が心なしか、少し動いたような気がして…
😃(俺、もう直ぐ父親になるんだよなぁ…)
そう思うと、自然と顔もほころぶのだが…
それと同時に今、自分達夫婦には通常では理解出来ぬような、不思議な現象が起きているのも事実。
その事に関しては、未だに半信半疑の武春だった。
それでも我が子は確実に、愛する妻のお腹の中で成長していると思うと、やはり嬉しくてたまらないのだろう。
そして武春は、雅のお腹に向かって静かに囁く。
😃【なぁ…お前が例えどんな子であっても、パパは大切に育ててやるからな。
安心して、産まれてくるんだぞぉ~】
そう言いながら、雅の少し開いた唇に
『チュッ💋』と、優しく自分の唇をあてた。
😃【おやすみ。み~たん…愛してるよ。】
😃(よ~し、明日はこの子といろいろ話をしてみよう。何か分かるかも知れないしな…)
そう思いながら武春は、やっとなにか吹っ切れたのかのように、遅い眠りについたのだった。
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