『異変』

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🏠PM9時…🌙 📱『チャチャチャーンッ♪』 雅が自分のお腹に話しかけた、まさにその時。 突然、シーンと静まり返った部屋の中に、聞き慣れた着信音が鳴り響く。 😃【あっ!たっきーだぁっ!!】 お腹の中から聞こえたかのような声に、呆然としていた雅だったが、携帯が鳴り出すと同時にハッと我に返り、慌てて着信ボタンを押した。 😃【も~しもしっ♪】 電話の主は、やはり武春だった。 😃【み~たぁん、さっきは電話出れなくてごめんね~っ。 たっき~は今から、お家にカ~エルの唐揚げっ、ゲロッゲロッ~♪】 (おバカ亭主…)😁 そんな武春のおちゃらけなど、雅は一切構わず… 😃【た、たっきぃ~っ、大変よぉ~っ、大変~っ!!】 と、までは言えたのだが…雅は興奮し過ぎているようで、その後の言葉が続かない。 😃【た、大変って…みみ、みーたんっ、どしたっ?】 それでも、いつになく慌てる妻の異変には、流石に気づいた武春。 またしても驚きのあまり、自分のデスクに蹴躓き… 『ガッチャーンッ!!!』💥 😃【うあっ!痛ったぁ…】 (あ~あ、また椅子を破壊しちゃったよ…全く、落ち着きのない男だねぇ…)😖 しかーし、今回は愛する妻の危機!!すぐにすっくと立ち上がると、再び携帯を握り締め… 😃【み、みーたんっ、大丈夫なのかいっ?】 (大丈夫なのはあんただろ…)〓 😃【ほらっ!まずは落ち着いてぇっ…はいっ、深呼吸、深呼吸っ】 そんな事を言いながらも武春は、パニクってる雅をなんとか落ち着かせ、今の状況を確認しようとするが… 😃【お、お腹から変な声がするのよぉ~っ!たっきー早く帰って来てぇ…】 😃【お腹から、へ、変な声ぇ…? 良いかいっ!!ととと、とにかく俺、すぐに帰るから、待っててケローンッ♪】 (んなこと、言ってる場合ではない。)😡 そんなくだらない台詞を残しつつも、武春は電話を切るとすぐに会社を飛び出し、一目散に家へと向かったのだが… あ~あ…また家の鍵を忘れてるよ…😖
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