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そして俺は、はっきりと気付いた。いや、前から気付いていたが、無理に否定していた。
俺は乙葉に恋をしていたんだ。
が、もう遅いらしい。妹は好きな人がいるわけで、それはたぶんどっかのイケメンであって、三年も待てないから告白しようって事だな?
なるほど、涙が出そうだ。
「どしたのお兄ちゃん?」
「フッ、なんでもないさ。乙葉、頑張れよ」
あぁ悲しい。今日はモバゲーを荒そう。そりゃもう大胆に。
「ねぇお兄ちゃん。一度しか言わないからよく聞いてね」
「はいはい、ワロスワロス」
「好きだよ」
「そうか。よっちゃんイカをそこまで好いているのか」
「違うっ!!」
ん? 少し思考がバーストしてたが、今幻聴が聞こえたような……。
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