乙葉

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    まぁ、あれだ。これは妹を修正する必要があるな。まだまだ俺の悩みは尽きる事はないだろう。     そんな事を考えていると、乙葉が少しイライラした口調で、     「ねぇお兄ちゃん。続きまだ? 半分脱がしといて放置しないでよ」     どう見てもただの思春期です。本当にありがとうございました。     「ああん、寒い。放置し過ぎだよ。減点だね。風邪ひいちゃう」     「え?」     「だから、また今度……ね?」     どうやら、俺の最大の悩みは、妹がヲタクな事じゃないようだ。     やはり一番の悩みは、アニメキャラを凌駕する妹の可愛さなのだろう。     この妹と、これからどんな未来があるかは予想も出来ないが、俺は男として守っていこうと思う。         ――他の誰よりも、乙葉の事を愛しているから。         「ねぇお兄ちゃん。今、厨二っぽい事考えなかった?」     「やっぱり痛々しかったか?」     「うん、自重しよう。テラキモス」     「って! お前はニュータイプか!? エスパーか!? フーディンもビックリだな!!」     「違うよ! どっちかって言うとコーディネーターだよ!!」     あ、あすらーん……。くそっ、せっかく浸ってたのに台無しじゃないかぁぁあ。                 こんの馬鹿妹めぇ……この俺が一生かけて修正してやる!         性的な意味でな!!              お・し・ま・い    
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