日陰 - Ⅰ 狂戦士の宴

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  「良いわよ」   そういった瞬間、チャイムが鳴った。 「それじゃ放課後部室で」 手も振らずに回れ右をして教室に入っていった。ドラムの安部さんも同じクラスのようだ。   江堀はというとガッツポーズをしながら 「おっしゃあ!順調に集まってく!」 と叫んでいた。   いつまでもこいつと一緒に居ると学校に来ているのに遅刻扱いにされてしまいそうなのでとっとと12組に戻ることにした。
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