日陰 - Ⅰ 狂戦士の宴

5/13
前へ
/119ページ
次へ
「おい」 「舐めてんのかよ」 当たり前のように肩を掴まれる。   「さき言ってて」 「え?」 江堀が指で指図する。 その先には俺がいる。   「…わかりました」 女子だけこっちに向かってくる。 江堀は4、5人に囲まれて体育館裏に連行された。   「大丈夫なんでしょうか?」 「2分で帰ってくる」 俺は彼女をもう一度見た。 大きい目と小さめの身長。ロングヘアーを後ろにまとめているのが印象的な美少女だ。 あれだけ囲まれていたのもわからなくもない。  
/119ページ

最初のコメントを投稿しよう!

54人が本棚に入れています
本棚に追加