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目が覚めると、見覚えのない景色だった。
辺りを見渡し、テントの中にいるということがわかった。
開けられている出口から見えた空は茜色に変わり、先ほどより気温も下がっていた。
よく見るとタオルを敷いた上に寝かされていたようだ。
(誰かが助けてくれた…?)
僕はソッとテントから出てみた。
テントの横には薪の準備がしてあり、ラクダが一匹杭に繋れていた。
僕はラクダに近づき、触れようと手を伸ばした。すると後ろから…
「触れるな!!」
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