アゲハ蝶2~旅人~

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「僕の名前はキョウだ」 「はじめまして、キョウ。僕は彼方。」 「はじめまして、彼方。」 キョウと名乗った男は何故か不思議と会ったことがある気がした。 お互いに手を離すと、キョウは薪の方へ歩き何かを置いた。 そして振り返り僕に話しかけてきた。 「彼方。疲れているだろう?一緒にご飯でも食べよう。」 正直、空腹は限界まで来ていた。 僕は「じゃあ…お言葉に甘えて…」と言って薪に向かった。
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