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「暑い…」
容赦なく照りつける太陽を避けようと、手を顔の上に当てた。
そしてもう一度目をよく凝らして遠くを見る。
…やはり砂漠しかない。
遠くの方は地面から上がる熱でユラユラ揺れて見えた。
「どういうことなんだ?一体どうしてこんな所にいるんだ?」
僕はこれまでの記憶を辿ってみた。
しかし…
「思い…出せない…」
いくら考えようとしても先程の暗闇にいる以前の記憶が出てこない。
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