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ゆっくり落ちていく意識の暗闇に何かが光った気がした。
(あれは…なんだ?)
ボーッとそちらに意識を向けると、何かが飛んでいる。
それは青白く、小さく光を放つ。
徐々に近づいて来た光をジッと見つめた。
「アゲハ蝶……?」
僕はその蝶らしきものに手を伸ばした。
するとその蝶は僕の上をクルリと一回りし、闇の向こうへ消えていった。
「あっ!待っ……」
声を上げた瞬間僕は意識を戻した。
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