🌷第1回小説選手権🌷

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  『理のタビビト』   作:アリーウス       雨…   海面で透明な力となった後 綿毛、はたまた鉛を模して天に群す 無機質な白玉となりて大地に君臨す   気まぐれで陽光を以て七色を塗れば感激される 戸外の子どもらの遊びに混ぜて頂こうとするとヒナンされる   川のせせらぎに身を委ね、次は海へと向かう そして空へ、また大地へ…… 海…空…大地… 循環し、三界に新鮮をもたらす   雨…   めぐりめぐる… 流れは止まぬ… 回廊を逝く…   めぐりめぐり…       自然の姿。世界の理。 ∞  
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