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記憶の糸を想い解き、ゆっくり続きを伝えよう。
短い短い初めての夏の日々を。
彼女は俺より7つ年下の女の子だった。
でも同じ時間を過ごす内に歳の差なんて気にならなくなって
あの日から2人は月に1度は逢う様になったいたね
仕事が忙しい俺を気遣ってくれて君がいつも仙台に来てくれた。
2人が一緒にいれる時間なんて限られていたけど、
逢う度
話す度に色んな君を知れてその度に色んな君を好きになっていった
君の明るい笑い声
君の優しい話し方
君の全てが愛おしくなっていった
そしていつしか俺の心には君が住み着いていたんだ…
空は朱色に染まろうとしていて、2人の初めての夏が終わろうとしていた
今日も君を想いながら遠くの空へ想いを飛ばしています。
仙台の空は綺麗な満月が顔を覗かせているよ。
君のいる空にも綺麗な満月が見えますか?
離れていても同じ空の下に俺はいます。
真夏の空は優しい秋の風に変わろうとしていた。
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