1645人が本棚に入れています
本棚に追加
秀吉軍と信雄、家康軍は、小牧長久手で対峙した。
家康からの援軍要請の使者が、信勝の元に来た。
家康の使者に対し信勝は、
「我等武田は徳川殿と同盟は結んでおるが、織田家の内紛に援軍を出す筋合いはないと存じる。我等はこの機に織田領を平らげるつもりで御座る!」
と告げた。
使者は家康の元に帰り、信勝の口上を伝えた。
「ぬかしおるわ!」
家康が言った。
「武田の援軍が望めないとすると、秀吉軍は五万、我等は半分の二万五千です。」
正信が言った。
最初のコメントを投稿しよう!