信勝の仕返し

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秀吉軍と信雄、家康軍は、小牧長久手で対峙した。 家康からの援軍要請の使者が、信勝の元に来た。 家康の使者に対し信勝は、 「我等武田は徳川殿と同盟は結んでおるが、織田家の内紛に援軍を出す筋合いはないと存じる。我等はこの機に織田領を平らげるつもりで御座る!」 と告げた。 使者は家康の元に帰り、信勝の口上を伝えた。 「ぬかしおるわ!」 家康が言った。 「武田の援軍が望めないとすると、秀吉軍は五万、我等は半分の二万五千です。」 正信が言った。
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