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家康も正信と話していた。
「何故此処に現れたのだ?」
家康が聞いた。
「高見の見物では御座いませぬか。」
正信が答えた。
双方の陣へ、武田からの使者が訪れた。
「我等武田は、どちらにもお味方致さぬ故、存分にお戦いあれ!」と告げた。
「ふふふっ、二人ともさぞや怒っておるであろうな。」
信勝が言った。
「まさに、頭から湯気が出てるやも知れませぬぞ。」
昌幸が言った。
「この後はどうする?」
信勝が聞いた。
「双方共に、直ぐには動かぬかと、我等も兵を休め、明朝織田領に向け兵を動かしましょう。」
昌幸が言った。
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