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「上手く行けば、奥州が手に入りますからな。」
昌幸が言った。
「昌幸に此処を任せる。秀吉も我が武田と毛利、長曽我部に囲まれていては、直ぐには動けまい。私は小田原に移る。」
信勝が言った。
「はっ、承知致しました。」
昌幸が言った。
「そうだ、その方の息子達も元服したろう。」
突然信勝が言った。
「はっ、嫡男信幸が一昨年、次男信繁が昨年元服致しました。」
昌幸が言った。
「使いを出し、私の元に寄越せ。」
信勝が言った。
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