奥州の覇者 伊達政宗

3/15
前へ
/305ページ
次へ
「上手く行けば、奥州が手に入りますからな。」 昌幸が言った。 「昌幸に此処を任せる。秀吉も我が武田と毛利、長曽我部に囲まれていては、直ぐには動けまい。私は小田原に移る。」 信勝が言った。 「はっ、承知致しました。」 昌幸が言った。 「そうだ、その方の息子達も元服したろう。」 突然信勝が言った。 「はっ、嫡男信幸が一昨年、次男信繁が昨年元服致しました。」 昌幸が言った。 「使いを出し、私の元に寄越せ。」 信勝が言った。
/305ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1645人が本棚に入れています
本棚に追加