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居合わせた各諸将も秀長を止めた。
「秀長殿には、秀吉殿の跡を継ぎ、羽柴家を守る責任が御座いますでしょう。」
信勝が言った。
「はっ、有り難きお言葉。痛み入ります。」秀長が言った。
「分かって頂けましたね。」
信勝が言った。
秀長が帰ると、入れ替えに毛利輝元が信勝の前に現れた。
「此度の勝ち戦。おめでとう御座りまする。」
うやうやしく輝元は言った。
「うん。処で輝元殿。秀吉殿は己れの首と月山富田城攻めを行った者達の首を差し出したが、輝元殿の手土産は何ですかな。」
信勝が言った。
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