集いし仲間 ~反撃開始~

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銀河がゆっくりと起き上がる。 辺りを見渡し、全員が無事な事を確認する。                      銀河 [う、あ・・・頭が痛てぇ。てかマジかよ道路の反対車線を丸々吹き飛ばしやがった。]               スーザン [痛っ、仲間ごと消した・・・やるわね、流石マーダーデビル。]               周りを見ると乗り捨てた車、人間の死骸、仲間の悪魔諸とも消し去り一面平地になっている。 マーダーデビルは又、同じ行動を取る。               シルビー [あのモーション!また撃つ気よ!今度は首を振るつもり!?]               すると、竜一の顔が見る見る青ざめる。               竜一 [アカン!そっちには未だ楓がおる!!]               瞬間、衝撃波が楓のいる方向を襲う。一瞬で辺りが光りに包まれる。               竜一 [か・・・楓!!返事せぇ!!]               思わず竜一が走り出す。 だが其処には何も無かった。一つ残っているのは誰かの右手。 腕から先が無かった。               竜一 [・・・何やこれ、何やこれ!?これが楓かいな!!ワイは認めへんで!!楓ぇ!!何処や返事せぇ!!]               楓からの返事は無かった。竜一は気付いた、足元に転がっている右手が誰の手かを、自分が楓にプレゼントしたブレスレットが光っている。               竜一 [嘘やろ?嘘やろ!?これが楓かいな!!体は何処いったんや!!楓ぇ!!]               竜一は泣きながら、存在しない物を地べたに這いずりながら探している。 最早、茫然自失状態だ。               スーザン [なっ・・・私じゃ無い他の死神があの子に憑いたの!?]               振り向こうとするスーザンを銀河が一喝して制止する。               銀河 [振り向くな!!振り向いたら死者に喰われるぞ!後ろには死しか無い。]               スーザン [くっ・・・許せ無い、許せ無い!!同じ同族として嫌になった。]               銀河は驚きに満ちた顔をする。 どうやら、何かを心に決めたようだ。 そして当然の如く怒りは悪魔に向く。
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