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シルビー
[OK!こっちの4匹は任せて!]
そう言うと両手に持った鞭を忍者の様に後ろに垂らし、左右に布陣する悪魔の間をすり抜ける。
シルビー
[狂い桜の四本咲き?風流ね、「大蛇の夜行」よ味わいなさい。
すると、悪魔の首筋から血渋きが舞い上がる。
すり抜けた瞬間チェーンソーウィップが首を骨ごと削ぎ取ったのだ。
崩れ落ちる悪魔を見ずに銃を拾う。
シルビー
[上空の敵と、その肉達磨だけね・・・銀河!!後ろ!!]
銀河の倒したマーダーデビルが蘇生して起き上がる。
銀河
[ぬぉ!抜かった!!女王様に見とれてた。]
咄嗟が気かなかった。
反撃を覚悟した瞬間、奇っ怪な声が聴こえた。
竜一
[ほぅっわちゃあぁぁ!!]
凄まじい跳び蹴りと共にマーダーデビルが後方に吹き飛ぶ。
竜一
[何やぁ!!銀河ぁ!!ヘタレとんのか!!全く、哀しみに暮れる暇も無いんかいな!!]
竜一が戦線復帰したのだ。
左手にはブレスレットが光っている、眩しい位堂々と輝いていた。
銀河
[ハッハー!!竜一ぃぃ、てめぇ本当に人を待たせるのが好きだな!!]
竜一
[なはは、堪忍、堪忍、銀河ぁそのデカブツはワイの獲物や、ワイが蹴り殺したる!!]
竜一は感情を丸出しにして歩いて来る。
銀河
[あぁ、お前に譲るさ・・・と言っても、お前以外に殺る奴がいねぇ。]
銀河と竜一が並ぶ。
銀河
[竜一、奴に打撃が通じねぇ見たいだが、お前の蹴りは通るだろぅ、先ず「雷鳥蹴り」で飛び込んで「豪雷脚」で極めろ。]
銀河がアドバイスして、竜一が仕掛ける。
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