~始まりは儚く~

5/7
前へ
/263ページ
次へ
その頃、ファーストフード店では一組の男女が楽しく話しをしていた。 然し外の異変に気付き、ガラス越しに外を見る。               *** [ねぇ、竜一!あれ銀河っちじゃない?]               竜一 [んぉ!ホンマや銀河やないけぇ、あんの阿呆何しとんねん?天下の往来で暴れとるがな。]               店で見物している竜一達に気付き、銀河が叫ぶ。               銀河 [竜一ィィ!てめぇ何やってやがる!手ぇ貸せ!!]               呼び声ど共に悪魔が数体店の方を見る。               竜一 [ほわっちゃあぁぁ!!]               奇っ怪な声を上げながら、ファーストフード店のガラスを華麗な蹴りポーズのまま、蹴破って竜一が飛び出して来た。               竜一 [何やぁ!銀河ぁ!派手に遊んでんなぁ。]               銀河 [馬鹿野郎!早く楓に民間人を避難させるように言え!]               言うよりも早く楓は避難させている。 竜一は楓に向かって襲い掛かる悪魔の前に立ち、前方を塞ぐ。               竜一 [来いやぁ!化け物!ワイが相手や!]               それを見ていたスーザンが呟く。
/263ページ

最初のコメントを投稿しよう!

17人が本棚に入れています
本棚に追加