黄昏に死神は泣く

集いし仲間 ～反撃開始～

その者はゆっくり降り立った。皮のジャケットに赤のストライプが入ったヘルメットを被り。
肩から下げているのは、市街戦用ライフル。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　スーザン
[・・・アサルトライフル？アレで遠距離狙撃？有り得ない。]
　　　　　　　　　　　　　　話しているスーザンを後目にメットを外し、シルビーが喋り出す。
　　　　　　　　　　　　　　シルビー
[・・・死者は、ザッと見ただけでも10人以上・・・]
　　　　　　　　　　　　　　素早く状況把握して、銃を肩から外した。
　　　　　　　　　　　　　　銀河
[シルビー、生存者がいるぞ！出来るだけ白兵戦に持ち込みたい。]
　　　　　　　　　　　　　　小さく頷いた後、ジャケットを脱ぐと上半身には何やらロープを巻き付けている。
前髪をたくしあげると、一気に豹変する。
　　　　　　　　　　　　　　シルビー
[シャアァァァ！来なさい、アタシの鞭が今宵宙に舞う。]
　　　　　　　　　　　　　　言いながら、目の前の悪魔に向かって、映画のワンシーンを思わせる程の鞭を匠に乱発させる。
交互に地面に打ち付けられた鞭が凄まじい火花を散らす。
　　　　　　　　　　　　　　シルビー
[クラス3αの特殊合金製のチェーンソーウィップよ！触れたら肉を削ぎ、骨を削り砕くわよ！]
　　　　　　　　　　　　　　コブラの威嚇にも似た声を発しながら、悪魔に襲い掛かる。
遠目で見ても解る程、悪魔の体が削がれている。
　　　　　　　　　　　　　　銀河
[にしても、これ程の騒ぎを起こしてんのに、警察が来ねぇな。]
　　　　　　　　　　　　　　竜一
[何や、スト起こしてるんちゃう？]
　　　　　　　　　　　　　　竜一が悪魔をメッタ蹴りにしながら喋る。