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「あんた、信じられんね。メリーが気に入らんからってさあ」
ハル
「別に気に入らんからちゃうわ」
「じゃあなんでメリーのタマタマいたずらするんだよ」
ハルは、胸を張ってこう言った…
「あの犬にな、女をなめたらどうなるか、教えたかってん」
「アホか!!!欲求不満じゃあるまいし」
ハル
「だってポチは♂やもん(赤面)」
それにしても、メリーは
ハルにいじめられている間、うんともすんとも言わなかったらしい。
ハルに言わせると、まんざらでもなかったとか…
ていうか…
痛いぜメリーよ…
嫌なことはちゃんと嫌だって吠えろよ
その後、メリーは
この寮の唯一の♂として、実にマイペースに飼われるのだが、
私たち寮生の癒しには決してなることはなく
何のためにいるのか、ときどき存在価値を疑いたくなるような
そんな暮らしぶりのまま
後に、クマ寮長の最大の「天敵」となるのであった…
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