●痛しの「メリー」●

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「あんた、信じられんね。メリーが気に入らんからってさあ」 ハル 「別に気に入らんからちゃうわ」 「じゃあなんでメリーのタマタマいたずらするんだよ」 ハルは、胸を張ってこう言った… 「あの犬にな、女をなめたらどうなるか、教えたかってん」 「アホか!!!欲求不満じゃあるまいし」 ハル 「だってポチは♂やもん(赤面)」 それにしても、メリーは ハルにいじめられている間、うんともすんとも言わなかったらしい。 ハルに言わせると、まんざらでもなかったとか… ていうか… 痛いぜメリーよ… 嫌なことはちゃんと嫌だって吠えろよ その後、メリーは この寮の唯一の♂として、実にマイペースに飼われるのだが、 私たち寮生の癒しには決してなることはなく 何のためにいるのか、ときどき存在価値を疑いたくなるような そんな暮らしぶりのまま 後に、クマ寮長の最大の「天敵」となるのであった…
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