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レイトフォード診療所、開院。
僕は診療所の玄関ドアに「開院」の札を下げる。カタリ。
本日の予約患者は3名。
…少ない。
“クライス・マクレインは数にこだわってはいけない。”
…そんなの分かってる。
頭の中の僕にチッと舌打ち一つ。
「クレパス君ー!ちょっと!」
「クライスです、Dr.…」
小声で訂正しつつも、Dr.の待つ診察室に足を向ける僕は、相当出来の良い看護士なのではないか?
“クライス・マクレインは早く行かなければならない。”
分かってるってば!煩いなぁもう!
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