1章

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目が覚めたら全く知らない部屋にいた。 …ここ…どこだろう。 少し不安になり、私はあたりを見回す。 窓。ドア。時計。そして今さっきまで寝ていたベッド。 この部屋にはそれしかなかった。 静かだな… トン…トン… ドアの向こうから足音が聞こえてきた。 トン…トン… 足音がこっちに向かって来るにつれて不安が増してくる。 トン… そしてドアの前で足音が止まった。 この時、私の体は不安と怖さで固まっていた。 ガチャ… ドアは少しずつ開いた。
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