>涼との時

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優花が初めてAquAの扉を開いたきっかけとなった涼とは、こんな、なんでもない出会いからだった…。 この日を境に優花はほとんど毎日AquAで涼との時間を過ごした。優花は、とにかく涼のそばに居たかった。同じ空間にいて涼の温度や声を感じていたかった。 逢えない日は何時間でも、、、寝る事すら忘れてメールしあったり、電話で語りまくった。 涼は特別かっこいい訳でもおもしろい訳でもなかった…、が、黒い瞳で無邪気に笑う涼………、「ゆぅ、ゆう~!」…って優花を呼ぶ、ちょっと鼻にかかった声が好きだった…、甘える涼の真直ぐさが心地よかった。
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