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「優花…、俺、メチャメチャ中途半端で、結局はアイツもお前も両方傷つけてる、、ほんと…ごめん。」涙を浮かべ、選ぶコトも捨てるコトもできず自分自身を責める涼。
謝られると余計に胸が傷む…、優花は涼の腕の中で、哀しみの声をおし殺した。
―涼、優花は涼の何??涼の気持ち全てが欲しい…、涼…、優花は色カノ??、それとも、育て??―
この世界にいると、本当も嘘もワケがわからなくなる、涼を愛しながら涼の気持ちを疑い、いつ終わってもおかしくない状態でも2人の関係キープするのに全力でぶつかる。彼女の存在をわかっていながら肯えてうやむやにした…。
優花は精神的に疲れていた…、この頃カラ傷つかなぃ為に予防線をはることも覚えた。
―涼のコトを愛してるフリ、ホントは何とも思ってないフリ。―
季節が流れそんな我慢を後悔する日がくるとは少しも考えていなかった。
涼と出会ってから2度目の春だょ…。
桜の花びらが舞う…。
もぅすっかり春なんだね…。
優花は空を見上げて思う。
―涼がいる空カラも桜の花びらが見えますか??―
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