『出逢い』

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『終わったみたいだね』 『うん。スゴイ人だね』 あたしと香織は話をしながらドリンクを待っていた 『ハイ、お待たせ』 お兄さんがオレンジとカルピスを持ってあたし達に渡す 『『ありがとうございます』』 お兄さんにお礼を言ってジュースをもらい、ステージに向かった ステージ側からは2人の男の人が歩いて来るのも気がつかず 『恭平、俺ウーロン茶』 『えっ?涼、この後歌うだろ!?』 お互いがそれぞれの場所に向かおうとしていてあたしは香織にドリンクを渡そうとした時 『あ!香織!!』 『あ、恭平』 二人の重なる声 『え?』 『んっ?』 ドンッ!!!! 『キャッ…!!』 2人はぶつかってしまった あたしはすぐ香織に駆け寄った 『香織!大丈夫!?』 『うん…大丈夫』 『スィマセン』と男の人の声 『恭平、大丈夫か?』 もう一人の男も駆け寄る 『あたしの方こそ、ごめんなさい』 香織が謝り、顔を上げた 2人は原宿系な服装で同じ年ぐらいの男の子だった 『ごめんね、ケガはない?』 『ハイ。大丈夫です』 恭平と呼ばれた子と香織は互いに謝った 『その制服、美山女子?』 恭平って呼ばれた男の子が香織に聞いた 『ハイ』 香織も笑顔で答える
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