『song』

『愛してる…』

『とにかく！私はお前を訴えるからな！退学どころじゃ済まないからな！留学も廃止にしてやる！捨て子のお前に生きる資格はない！！』

そう言って、俺と梨奈を離した

『梨…奈……！』

『じゃ俺もあんたを訴えるよ。営業妨害でね』

瀬崎さんが言った

『何？どういう意味だ？』

『あれ？知らないんです？あなたの学園の生徒さんが、その子に暴力を振るったんですよ？その子が無抵抗だったのに容赦なく殴ってたんですよ』

『何だと？どこにそんな証拠があるんだ！』

『あるから言ってるんですよ、じゃなきゃ言わないですよ？さぁ訴えます？受けてたちますよ』

『…………ｸｯ！』

理事長の言葉が詰まった

『なんか言って下さい。目の前の娘さんが最期に呼んだのは、父親のあんたじゃない。こいつなんだよ、最期まであんたは娘さんに不幸な人生を歩かせたんだよ…』

『梨奈が不幸だと！？矢畑家の一人娘の梨奈が不幸な訳ないだろ！コイツが……コイツさえいなければ…！！』

理事長は、俺を掴んで殴りかかろうとした時、瀬崎さんが言った